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12歳年下の彼に溺愛される話

第25章 城崎温泉へ出発!



まじまじと…改めて
自分の手の上にある
いかめしおむすびを見てると、
どこかで見た様な既視感がある。

「あれ?もしかして…これって…」

『あ、気が付きましたか?
駅弁大会で50回連続で
1位になったって言われてる
北海道の森駅の阿部商店が
監修してるおにぎりなんですよ…』

そうだ、どっかで…
このロゴに見覚えがあると思ったら。
スーパーとか百貨店とかの
全国駅弁フェアとかで見るからだ。
あの…箱に2つ入ってるあのいか飯だ。

ビニールを破ると
ふんわりと出汁の効いた
イカの美味しそうな香りがして来る。

「ご飯…結構、茶色い…」

鳥五目おにぎりよりも
茶色茶色してる色に
一瞬…醤油辛いのでは?と
そんな印象を受ける色をしてるが。

外から見ても、ご飯の中に
小さくカットしたイカが
ゴロゴロと入ってるのが見える。

『そんな構えなくても
大丈夫ですって、巴さん
これ、めっちゃ美味いですよ』

彼の方を見ると
もうすでに1個を食べ終えてて
2つ目を開けてもぐもぐと食べていて。

ぱくっ…と1口かぶりつくと、
うるち米にもち米を
ブレンドして使っているからか
もっちりとした歯ごたえがあって。
あのいかめしのモチモチさとまでは
行かないが、噛んだ時のイカの香りと
甘辛い味付けのイカの歯ごたえと
もっちりとしたお米の食感で
口の中でいかめしが…完成する感じだ。

「美味しいっ、これ…
あの…駅弁の味がする…」

『そこのお店の秘伝のタレで
炊き上げたお米らしいですよ?
たまたま食べたら、美味すぎて、
つい、ハマっちゃってるんですよ…ねぇ』

コンビニおにぎりは…
お手軽価格のからいくらとかの
高級な具材とかお米に拘った
お高いお値段のおにぎりとかあるけど。
昔のコンビニおにぎりって100円の
お手軽価格のイメージだったけど。

一緒に北海道フェアで売ってた
ホタテのおにぎり高かったもんな。
たっぷりたらこのおにぎりもあったし。

おにぎりで朝食をすませ。
再び移動を再開する。

垂水のアパートを出て、
名谷を抜けて、
総合運動公園の辺りから
神戸淡路鳴門自動車道に乗って。



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