第18章 12歳年下の彼とクリスマスする話
そう彼が、いい考えが
あると言って来て。
それは夜のお楽しみですと、
何を思いついたのか…
こっちが聞いても、教えてくれなくて。
「あ…そうだ…、
あのサンタさんの衣装なんだけどね」
『あのサンタコスがどうしたんですか?
折角ですから、今夜も
サンタコス、家で着て貰えませんか?』
「まぁ…クリスマスにしか
着れない…物だから…いいけど…。
あの…サンタの恰好ね、
上着がもう1つ…ケープ?
ポンチョ?みたいなのがあるの。
でも…若い子向け…かなって…」
彼の手が…こっちの身体を
弄って来て、そのまま…
また…彼に…抱かれてしまって。
朝に一緒にお風呂に入りましょうと
彼に言われて、そのまま
寝ちゃっていて、朝ご飯は
最終で頼んであると彼が言うので。
お湯張りが出来てると言う、
お風呂に一緒に入ったんだけど、
夜は…暗かったから
気が付かなかったんだけど、
お部屋のお風呂は…ベランダの横に
配置されていて、海の見える
オーシャンビューのお風呂だった。
「みっ、港斗君っこれっ…」
『そうなんですよ、折角
ビューバスの部屋にしたのに、
海が見えるお風呂だから、
夜だったら真っ暗なんですよねぇ~
だから、巴さんと…朝に
一緒にお風呂から海を眺めたいなって』
サンタさんは…寝てる間に来てくれて
枕元にプレゼントを置いてくれるけど。
私の…サンタさんは…、
夜の間にも…用意してくれてて。
朝になって…それが
プレゼントだって…気が付くように
してくれていた…みたいで…。
「朝から…湯船に浸かって、
窓から…海が眺められる…なんて…」
『こんなのも…良いかなって』
「良いとか…、悪いとか…
そんなんじゃ…無くて…、
最高…なんじゃ…ないかな…って」
一緒にお風呂に浸かって
海を一緒に眺めて、キスをして。
その後は支度を整えて、
昨日のファンダイニングで
朝食ブッフェを頂いた。
目の前でシェフが作ってくれる
淡路放し飼い玉子を使った
ふわとろのオムレツは美味しかったなぁ。
他にも地元の食材にこだわった
お料理が並んでいて。
淡路島牛乳も飲み放題で。
港斗君はお代わりしてた。