第16章 12月17日から…12月22日
2回したい…と
彼が言っていたので…。
さっきのが終わった後に、
港斗君の腕枕で
イチャイチャしながら
フランネルの毛布の中で
2人でじゃれ合って居る内に。
えっちな感じに…なって来て
そのままもう1回…した。
2回目のえっちの後に
いつの間にか寝落ちしていた様で。
ハッと気が付いたら、
時計の針は12時を過ぎて居て。
2023年の12月21日になって居た。
「ねぇ、港斗君、ねぇ、起きて?」
隣で裸のままで眠って居る
彼の肩を揺すって起こすと。
彼の腕がにゅっとこっちに
伸びて来て、腰に手を回されて。
お尻を撫でられてしまった。
『…ん…ん?…どうか…
しましたか?巴さん…』
「どうかしたも、どうもないよ。
こんな季節に、そんな恰好で
寝てたらお布団に入ってても
風邪引いちゃうよ?」
『巴さんだって、まだ…
裸のまんまじゃ…ないですか…』
そう言いながらナデナデと
彼の手がお尻を撫でて来るから。
「私のお尻は良いからっ、
パジャマ着て…から、寝るの」
『パジャマ…に着替えたら、
一緒に寝ましょうか…?
巴さん。
シャワー朝で良いですか?
それとも…今、パジャマ
着る前に…浴びときます?』
シャワー浴びちゃったら
目が醒めちゃいそうな気がするけど。
まぁ…まだ…0時過ぎ…ぐらいだし。
今からシャワーしてから寝れば
明日の朝は…そこまで
慌てなくても良さそうだし…。
「うん…、じゃあ
浴びてからパジャマに着替えて…
一緒に港斗君と寝ようかな…」
彼と一緒にシャワーを浴びて、
彼がユニクロで買って来た
色違いのパジャマを着て。
一緒の…ベッドに潜り込んで。
お互いの身体をすり寄せて、
そのまま眠った。
季節は冬…、
きっと外は冷え込んでるんだろうな…。
でも…、ここは…。
温かくて…ぽかぽかだ…。
「あったかい…」
『そうですね…、
これだとすぐに眠れそうですよ。
おやすみなさい、巴さん』
スッ…と港斗が巴の
前髪を上げて額を出すと。
ちゅ…っと巴の額にキスをして。
ぎゅっと彼に抱き締められながら
あったかい…が…、
ちょっと暑いくらいに感じながら。
巴は眠へと落ちて行った。