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12歳年下の彼に溺愛される話

第14章 決戦は土曜日に…



ある程度…時間が経過して来ると
お腹も満たされて来て。
周囲もアルコールが結構入ってる
感じで…忘年会みたいな
そんなノリになって来て居て。

看護師さん達数人が
歌を歌ったりとか。
ちょっとした余興も始まって。

練習してたと言うだけあって、
港斗君も同じ事務所の人達と
余興でダンスを披露してたんだけど。

港斗君が隣に居ない時には
葵ちゃんが隣で、
生田サンカッコイイですね~と
キレッキレのダンスを披露する姿を
ふたりで一緒に観て拍手をおくった。

『会場のみなさーん、
そろそろ、甘い物が
欲しくないですか~?』

進行役のスタッフの人ではなくて、
良い感じの酔っぱらって居る
パーティドレス姿の女性が
マイク片手にグラスの中身を一気に
煽って飲み干すと。
テーブルの方に向けて
自分が持っているマイクを向けて来て。

『欲しいです』

『食べたい食べたい』

とちらほらと聞こえる声に
うんうんと大袈裟な感じの
リアクションで頷くと。

『でもでも、まだ…みんなの
甘い物食べたいの気持ちが
全然一つじゃないみたい…。
じゃあ、私がせーのって声を掛けて
皆さんにマイクを向けるのでぇ。
甘い物食べた――いって
大きな声で言って下さいねぇ?
良いですか――?』

せーののその人の掛け声で
大きな声で会場の全員で
『甘い物食べた――――い』
のコールが…普段から一緒に
仕事をしてるお仲間だからか
息がピッタリな感じで揃って居て。

今の間にドレスだけを着替えた
姿で時間の短いお色直しを
済ませた新婦と共に。
新郎が2人でワゴンに乗った
ウエディングケーキを押して
再入場して来て。
自分達で協力して
ウエディングケーキを
一緒に皆から見える場所に設置して。

ウエディングケーキの
入刀をしたんだけど。

自分達で運んで来て、
自分達で用意する新郎新婦は
手作りの式らしい演出だなって。

ふたりがファーストバイトをするのを
前にスマホやデジカメを持った
人達が思い思いにその様子を
自分のスマホやカメラに納めて居て。

来い来いと…こちらに向かって
新郎新婦が手招きをして来て。

『おおっ~とこちら、
ファーストバイトのご指名の様ですよ~
どうぞ、おふたりそのまま
前にお進みになって下さぁ~い』



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