第102章 ぷち新婚旅行 2日目 神戸ベイサイド
『日本の海賊も凄いですよね?』
ここから…見える海を…
熊野水軍の人達も眺めてたんだと
思うと…なんだか不思議な気分になる。
「そう言えば…忍たま乱太郎に
泳げない…水軍の人…居なかった?」
『兵庫 第三協栄丸さんでしょ?
泳げないけど…兵庫水軍の
総大将なんですよね、あの人』
そんな話をしながら…、
しばらくその絶景を楽しんで。
洲本城の天守閣と一緒に
記念撮影をして。洲本城を後にした。
その後は、神戸淡路鳴門自動車道
に乗って洲本から一気に
車で50分程ドライブして、
淡路島の玄関口の淡路SAに戻って来る。
SAでおトイレに行って、
それから淡路島のお土産を購入して。
淡路のSAと言えば、あの
観覧車がある下りのSAが
注目されがち…ではあるんだけど。
こっちの方が…観覧車が無いからか
混雑が少なく、ゆっくりと
明石海峡大橋を眺める事が出来る。
淡路ハイウエイオアシスを
経由すれば、車でも
淡路SAの上りと下りを
行き来する事も出来るし。
徒歩でも…その3つを
行ったり来たりする事が出来る。
上りのSAには明石海峡大橋が
見える展望台と、
四角い箱を地面の上に置いた
みたいな形をしたモニュメントがある。
このモニュメントは
恋人の聖地の物で、
箱の天井の部分に♡型の
穴が大小空いていて、
地面に♡型をした影が沢山出来ている。
『巴さん、恋人の聖地ありますよ』
「…地面に♡の影が
沢山出来てて…可愛いね」
そこで彼と一緒に記念撮影をして、
淡路SAを後にして車に乗り込んだ。
この先の明石海峡を渡った先が
垂水に戻って来るので
そこで降りるんだと思ってたら
垂水ジャンクションで、彼が
運転する車は…方向を変えて、
阪神高速5号湾岸線へと入る。
垂水を過ぎて、須磨を
通り過ぎると第二神明から
阪神高速3号神戸線になって。
阪神高速3号神戸線を
小林君が住んでいる
長田の辺りを通り過ぎて。
湊川、柳原と…過ぎて行って、
京橋で…3号神戸線から降りると
ザ・神戸の港町の景色…が
広がる…辺りに……出て来るのだが。
『もう…今日は…車…、
先に…宿泊先に置いちゃいますんで』