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12歳年下の彼に溺愛される話

第94章 7月の…旅行の後の話……



『ええ、そんなん…旅行やん
あ、でも…城崎温泉とか
行こ思ってるんとちゃうやろか?
今、城崎温泉人気やもんな。
確かに有馬やったら、
神戸から近すぎて旅行感しやへんけど
城崎行ったら、旅行って感じするもんな』


ーーー
ーー


それからしばらく…來翔と
有翔とうだうだと話をしてて
気が付いたら夜中の3時前になっていた。

『ん、何や、気ぃついたら
知らん間に、もう
こんな時間なってんやん…』

『どうする?そろそろ、寝る?』

流石に寝てるとは言え、
巴さんをずっとベッドに
1人にもさせて置けないので、
2人には上に戻るとお断りをして。

港斗は…巴が眠っている
2階の寝室へと戻った。

もぞもぞと…巴が身じろいでいて
ぎゅっと…タオルケットの上から
巴の身体を包むように抱きしめると、
ふにゃ…っと巴の顔の力が緩んだ。

『戻りましたよ…、巴…
寂しかったんですか?』

いつも隣にある気配が無くて
こっちにスリスリと身体を寄せて来て。

「んっ…、港斗君……?」

『すいません、起こしちゃいましたか?』

「ん…、むにゃ…、抱っこぉ…」

『はいはい、抱っこですね…よしよし』

「……ふふふ…むにゃ…、すぅ…すぅ…」

『おやすみなさい…巴…』


幸せの…重みを…
自分の肩に感じながら。
港斗は満たされた気持ちで
そのまま眠りに就いた。


ーーーー
ーーー
ーー



2024年の7月27日は、
何時もの時間にセットしていた
アラームの音で目を醒ました。

夜中に目を醒ました時に、
港斗君は隣に居なくて。
下で双子と話をしてるみたいな
そんな感じだったんだけど。

私が寝てる間に、隣に
いつの間にか戻って来てたみたいだ。

他の3人が目を醒ますまでに
自分の支度をして。

4人で垂水駅の近くにある
喫茶店でモーニングを食べて。
駅の所まで……女の人が2人を
お迎え?回収??しに来て。
双子とは…そこでバイバイをした。

その日は…来月の始めに
うちの両親と彼の両親との
顔合わせの食事会をするから。
ヘアサロンを予約していたので。
彼も今日の午後に、
ヘアサロンを予約しているらしいので。


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