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12歳年下の彼に溺愛される話

第93章 沖縄旅行 最終日



おきなわワールドの入口は
首里城を思わせる外観をしていて。
ここでもレンタカーの特典で
入園料がお安くなるみたいだった。

入口ゲートの前には大きな
シーサーが沢山あって、
シーサーと記念撮影をして。

おきなわワールドの中に入ると、
まず…向かう先は…順路通りなら
国内最大の大きさの鍾乳洞である
玉泉洞と言う鍾乳洞だ。

入口でちょっとした説明を受けて、
サンゴ礁が多い沖縄には
600ヶ所以上の鍾乳洞があるらしい。

その沖縄の鍾乳洞の中でも、
最大なのがこの玉泉洞で、
約30万年の歳月をかけて
今の形になったのだそうだ。

入口で記念撮影をして貰って、
いざ、鍾乳洞の中に…へと進む。

鍾乳洞は全長5キロあるが、
一般公開されているのはその中の
890メートルの部分で
綺麗に通路は整備されているので、
快適に洞窟探検気分が味わえる。

100万本以上ある、鍾乳石は
今も…3年に1ミリの速度で
成長をしているのだそうだ。

『あの…大きな鍾乳石…が…
成長する速度が
3年で1ミリでしょ?
あの…大きさになるまでって
凄い…年月…が
掛かってるって事…ですよね?』

にょきにょきと……地面から
キノコみたいに鍾乳石が
何本も生えているの…だが…。

周囲には…お子さん連れの
ファミリーも居る手前……
言っていいものなのか…発言に困るが。

『(なんか…アレみたいじゃないです?)』

と…彼が私にだけ聞こえる様に
小さな声で耳打ちして来て。

『もう…地面から……僕には
無数の…――が生えてる…様にしか
どう見ても…見えない…ですよ』

「ちょっと…、私も
港斗君と、同じ事…考えてた…ッ」

その先に進むと…段々と
鍾乳石の形が変わってしまって、
入口の所の鍾乳石程の
アレ味は…無くなってしまったんだけど。

『でも…湿度は高いですけど、
鍾乳洞だけあって涼しいですよね?』

1年を通して、気温は21℃なので
夏は涼しく、冬は暖かいから。
湿度が…高い事を除けば、快適な空間だ。

玉泉洞の中には…青の泉という
ブルーのライトでライトアップされた
幻想的な空間があって。

そこでしばらく…その幻想的な
美しい景色を眺めたり、
一緒に記念撮影をしたりとかして
30分…程度の鍾乳洞探検を終えると。


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