第92章 彼のお誕生日
スパークリングワインを
口移しで飲ませて欲しいと
彼からリクエストされてしまって。
今日は彼の誕生日だし、
今は彼の誕生日のお祝いをしてる
真っ最中な…訳で…。
自分のグラスに注がれた
淡いピンクのハイビスカスの
香りがするスパークリングワインを
自分の口に含むと…。
彼にキスをして自分の口に
含んだワインを彼の口に流し込む。
ゴク…と彼が喉を鳴らす音がして。
ペロっと…自分の唇を舐めると。
『もう…1口…良いですかね?』
「うん、もう1口ね?」
更にもう1口と要求されて、
巴がその港斗の要求に応える。
『もう…1口…良いですか…?』
そう…こっちの髪の毛を
ナデナデと撫でながら問いかけて来て。
その問いに巴が頷くと、
グラスを手に取ろうとしたのを
彼の手で蓋をする様に塞がれて
唇に唇を重ねられて、
ワインの香りのするキスをされる。
「んっ…ふっ…、あっ…んっ…」
彼の手が…おっぱいを
服の上から弄って来て
思わず甘い声が混じってしまう。
もじもじとお尻を動かすと
アソコに当たっている
玉ショーツのパールが
アソコをグリグリと刺激して来る。
『ロエベの財布…は…、
プレゼントに貰っちゃいましたけど…。
このまま…巴の事も、
プレゼントとして美味しく…ここで
頂いちゃう…とか…アリですか?』
スルスルと…彼の手が
スカートの上から
太ももを撫でて来て。
「でっ…でも…ッ…」
『これの…入口にはカーテンが
ついてますからね。これ、閉めたら
外からは…何も見えませんよ?』
カーテンを閉めた時を想定
してあるのか、中の
藤で出来たドームの中には
沢山のクッションの中に混じって
LEDのキャンドルライトが
置いてあって。
「これも…ここの備品なの?」
『いいえ?これは僕が
ここで屋上パーティーするのに
Amazonで注文してここに
着く様にしてたやつですよ?』
そう言いながら…中にあった
テーブルを外のテーブルの上に
出してしまって。広く使える様にすると。
LEDのキャンドルライトを
円形のベッドになっている部分の
隅に…設置して行く、
ゆらゆらと…揺れる…
LEDキャンドルの光が
カーテンを閉め切った空間を
優しいほのかな光で照らして居て。