• テキストサイズ

12歳年下の彼に溺愛される話

第89章 美ら海水族館



カラフルな熱帯の海を楽しんだ先には
サンゴの部屋と言う場所に続いていて。

サンゴの部屋には、小さな水槽が
パネルと共に展示されている。

ここでは沖縄の海に住んでいる
猛毒を持つ生物が実物と、
レプリカで展示をされている。

その生き物の、どの部分に
毒があるのかを説明してあって。
もしその生物に出会ったら
刺されたりしてしまった時の
応急処置の方法などが説明されていた。

確かテレビか何かで…割とその辺の
ビーチにも刺されたら即死する…
煙草を一服する暇しか無くて、
病院に搬送する暇もない…
恐ろしい貝がいるって
そんな話を聞いた事があるけど。

多分この貝だろうな…

アンボイナガイ…。

地元ではこの貝の事を
ハブガイとかハマナカ―とかって
通称で呼ばれているらしくて。

これに刺されると…
そこから、運ぶどころか
浜の中ほどで
死んでしまうからだとかなんとか。

綺麗な海には毒がある…と
そんな事を考えながら
危険生物たちを眺めていて。
海の怖さを…お勉強した所で。

その先にある、サンゴ礁への旅と言う
大小の水槽が並ぶエリアに続いている。

チンアナゴやカクレクマノミ、
ウミウシなんかの小さな
生き物達が小さい窓枠の様な
水槽で展示されている。

『巴さんッこっち、これ
これ、美味しい水槽ですよ!!』

小さい水槽を見ていると、
彼が私の事を呼んでいて。
彼が見ている、円柱状の水槽の方に
巴が移動すると。その円柱型の
水槽の中は岩場の様になっていて。
色んな種類のエビが展示されている。

伊勢海老やセミエビ、ウチワエビ
ニシキエビ等の大型の…高級な
エビたちがひしめき合っている。

「おおおおっ!!凄い…。
高級なエビ…の水槽…だね。
あの伊勢海老とか…
大きくて、高そうだねぇ~」

『また今度来る時には、
公設市場で伊勢海老とか、
セミエビとかも食べてみたいですねぇ』

今は伊勢海老やセミエビは
禁漁期間で食べられなかったので
次は食べられる時に、来たいねと
そんな話をエビを眺めながら話して。

今居る階から下に移動すると、
美ら海水族館のメイン水槽である
黒潮の海の水槽が見えて来る。



/ 1757ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp