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12歳年下の彼に溺愛される話

第5章 芸術の秋…とかしてみたり



カウンター席やテラス席もあり。
姫路名物『アーモンドバター』と
書かれたのぼりが目印のお店だ。

丁度、早めにランチをしていた
お客さんと入れ替わりでテーブルに
殆ど待つ事なく付く事が出来て。

『ここのお店は、勿論
名物はアーモンドトーストですけど。
モーニングやランチもデカ盛りで
有名なカフェですしね…、
僕も何度か来た事ありますけど…。
職場の先輩はブランチピラフでしたね』

そう言いいながら、港斗が
メニューを開いて
巴から見やすい向きにして
メニューを見せてくれるが。

私の気の所為でなければ、
山の様になったピラフに
カツがどんっと乗って居て。
その上にデミグラスソースが掛った。

このお店のランチのメニューの
人気NO1の様だった。

『僕はそっちより
オーストピラフ派なんですけど…。
あ、でも…ムッシュセットにしようかな。
巴さんは何にしますか?』

メニューの写真はどれも大盛りで
食べきれるか…自信がないな…。

「えっと、じゃあ…
私はレディースセットで」

他のメニューに比べると
ボリュームが普通に見えたので
巴はレディースセットに
ホットのミルクティーを注文して。

驚いた事に…
かなりボリューム満点だが
メニューが大体1000円前後で
セットでドリンクまで付いて来るのだ。

しばらく話をしながら待って居ると
注文した物が運ばれて来て。

セットのドリンクが…ジョッキで
届いたのにも驚いたのだが。

「小さいジョッキに…
アイスティーが入ってる…」

『はい、お待たせいたしました。
こちら、ご注文のムッシュセット
の方になります。鉄板の方
大変お熱くなっておりますので。
ご注意して下さい』

港斗君が頼んだ、
ムッシュセットと言うのは、
名物のアーモンドトーストにサラダ。
イタリアンスパゲティのセットで。
良くある鉄のフライパンとか
熱した鉄板とかではなくて、
そのイタスパの…鉄板が
かなり…深いのだけど…。

じゅううと音を立てている、
アツアツの鉄板からは
いい香りが漂って来て居る。

『お待たせしました、こちら
レディースセットになります…』

そう言って目の前に
巴が注文した
レディースセットが運ばれてくる。
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