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12歳年下の彼に溺愛される話

第84章 7月7日 PM編



『あ…あのッ…も…もう僕は
身長が伸びたりは…しないんで…
その…このピラルクと一緒に…
並んで…記念撮影…しませんか?』

スマホを横にして
自分達の間にそのパネルの
ピラルクが入る様に画角を調整して。

3人??なのか2人と1匹で
記念撮影をして。

『小林サン…、また…次に
須磨シーに来る時にも…
ここで…一緒に写真撮りませんか?』

いつの間にか…途切れてしまっていた
自分の小さい頃の思い出が…
10年以上の時を経て…
スマスイではなく、須磨シーワールドで
こんな形に変わって蘇るなんて…。

『……良いですね…それ…』

そう言って…
小林が少しくすぐったいのか
恥ずかしそうな感じに笑って。
その顔を見た葵は…嬉しくなってしまった。

『あ、そうそう…懐かしいです…
ピラニアが居る建物で、
テッポウウオのショー見ましたし、
ピラニアにエサやりするのも
見た事ありますよ…私…』

スマスイの思い出が…ここに居ると
思い出されるばかりで…、
結構長い時間…このスマコレクションで
時間を使ってしまっていたのだけど。

まだ…見てなかった場所が
3階にあるので、ゲートから
再入場して、3階を目指した。

3階から4階にかけては
ロッキーライフのエリアになっていて。

アシカやアザラシやペンギン、
ウミガメなんかの海獣や
人気者が展示されている。

クルクルと水槽を目まぐるしく
アシカやアザラシが泳ぐのを見たり。

アザラシの水槽の端に子供が
わらわらと集まっていて
何をしてるのだろうと覗き込むと
水槽の底で寛ぐみたいにゴロゴロしている
2匹のアザラシの姿が見えた。

『あんな風に底でゴロゴロしてる時も
あるんですね、アザラシ…って』

偶に水面の端の方で
ぼんやりしてるとかはあるけど
こんな風にゴロゴロもするんだな…。

『可愛いですね、ゴマフアザラシ』

4階に上がると…さっき3階で見た
アシカやアザラシやウミガメの水槽の
地上部分を見る事が出来て。
アシカが陸になっている部分で
ゴロゴロとしてる姿が見られる。

その先には…マゼランペンギンの
飼育スペースがあって。

『凄いですよ…、ペンギン…
飛んでるみたいですね……』



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