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12歳年下の彼に溺愛される話

第77章 梅雨は紫陽花



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2024年6月15日

その日の朝は…アラームで
巴は目を醒まして。
隣でまだ眠っている港斗君を
起こさない様にしてベッドを抜け出すと。
そのまま下に向かった。

朝ご飯の支度をして、9時には
いつも通りに垂水駅で
待ち合わせをしてるから。
それまでに自分の支度を整えて、
ふたりを駅前まで
迎えに行く事になっている。

朝ご飯の支度を…簡単にすると、
洗面をして…朝用のシートパックを乗せる。

今頃…美咲さんのサロンで
葵ちゃんは特別エステを…
して貰ってる頃…なのだろうか…?

『巴さん…、
おはようございます』

朝食は玉子焼きに、
玉ねぎとわかめのお味噌汁
それからエテカレイの干物を
オーブントースターで焼いて。
それからちょっとしたサラダに、
蜂蜜を掛けたプレーンヨーグルト。
冷凍のホウレンソウをチンして
めんつゆを掛けて鰹節を乗せて
ホウレンソウのおひたしにして。
高野豆腐と干ししいたけを
電子レンジで煮物にして。
それを小鉢に盛り付ける。

「おはよう、港斗君…
朝ご飯できてるよ…」

彼は大きなあくびをして
コーヒーをセットしに行って。
食後にコーヒーを飲む用意をしていた。

『ありがとうございます、今日も
美味しそうですね、朝ご飯…』

「そ…そうかな?簡単な物だけどね…」

魚はトースターで焼いただけだし、
煮物は耐熱容器を使えば
電子レンジで他の作業しながら
鍋も使わずに簡単に出来るし。
ホウレンソウだって…冷凍なんだけどな…。
私が作った物なんて…玉子焼きと
お味噌汁ぐらい…なんだけど…。
後、サラダの野菜ちょっと切った位。

一緒に朝ご飯を食べて
後片付けは彼にお任せして。
着替えとお化粧を済ませる。

今年の春夏の流行色は
ピーチファズだよと妹が言っていたので、
お店の人にどんな色ですか?と
いくつか見せて貰って購入した
シアー素材のロングシャツに
同系色のインナーを合わせて…。
デニムのパンツを合わせて。
この時期の足元が快適な
パンチングで模様になっている
ローヒールのパンプスを合わせた。

『巴さ~ん、
そろそろ大丈夫ですか?』

「あ、うん……大丈夫…
あ、待って、妹からLINE来てる
ちょっとだけ…時間に遅れるかもって…」



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