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12歳年下の彼に溺愛される話

第76章 2024年6月14日



ベッドの頭元に置いている
88:88の文字だけが
ライトになってる時計が
この前行ったイオンモールで売ってて。
お洒落だなって思って安かったし
気に入ってあれから使ってるんだけど。

『もう…こんな時間に
なっちゃってましたね…』

彼がそろそろ寝ましょうかと
こっちに声をかけて来て。
何時なんだろうと思って時計を見ると
日付はもう翌日の
15日の土曜日になっていて。
時間も…1時にもうすぐなろうとしていた。

下のショーツだけ履いて…、
その上からパジャマを着て。

まだ…どこに行くかは…
彼に教えて貰ってないので。
紫陽花が綺麗な所みたいだけど、
何処なんだろうなぁ…と…
神戸の紫陽花の名所を…
あちこちと巴は
思い浮かべていた。

葵ちゃんからは…寝れません~っと
緊張してるみたいでLINEが来ていて。
寝ないとクマができちゃうよと
明日は美咲さんとうちの妹の千冬に
任せたら大丈夫だし、港斗君が
椎名さん??って看護師さんが
選んだ服だったら大丈夫だと太鼓判を
教えて居たから安心してと伝えると。

大丈夫な…気がして来ましたぁ…と
返事が返って来て落ち着いた様だった。

『エビちゃんからでしたか?LINE』

「うん、緊張してるみたい…
小林君の方は大丈夫…?」

『ああ、彼の方は…普段から
時々…眠りにくい時に
薬飲んでるみたいなんで。
イメチェンした後は…早々に寝ると
LINEが来てましたから、
寝てると思いますよ?
さ、僕達は明日はね…ただの
引き立て役みたいな役回りですけど。
そろそろ…良い時間ですし寝ましょうか』

「う、うん…そうだね…
明日……紫陽花…楽しみ…だな…ッ」

彼におやすみなさいをして…
スッと…その夜は眠りに就いた。





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