第5章 芸術の秋…とかしてみたり
この…たった一ヶ月の間に、
私の身体は…随分と、
彼に抱かれる度に彼に絆されて
どんどん素直になってしまって居て。
もっと…感じたいなって…。
そんな風に…思ってる…。
こうして裸で…
お互いの肌と肌を合わせて
感じる事が出来る体温以上に…
こうして…見つめ合って、
キスをする…以上に…
彼を…、港斗君を、
もっと…感じたいって。
「そのまま…来て…?」
『……あ、え…でも…ッ、
あれから時間経っちゃってますし…』
髪の毛を乾かしたりした時間があるから、
前戯からやり直した方がと…。
私のさっきの、来てとは違う
今の”来て”に彼が戸惑って居る様子で。
そんな風に返事をこっちに返して来て。
「ん…っ、でも…、
そうしたい…の…ッ、
もっと…港斗君を…感じたい…っ」
『と…巴さん…ッ…
そのままで、良いんですね?』
そう…こっちに確認する様にして
問いかけて来た言葉に、
巴が首を縦に振る。
木製のティッシュケースに
箱のティッシュじゃなくて
コンパクトサイズのビニールに入った
ティッシュを入れて、
テッシュケースの中の
空いたスペースに仮設の
コンドーム置き場を作って居て。
その中から、
コンドームを取り出すと。
自分の勃起したペニスに
港斗がそれを被せて。
こちらの身体に覆いかぶさり、
自分の亀頭を陰列に擦り付けて来る。
くちくちと…
擦られた部分が音を立てて。
彼のペニスの先端が…、
膣口に当たると
自分の中ににゅる…と…
先端が挿いって来て…。
この…コンドームは
着けてないみたいな感じがするやつで。
そのまま…スルンと…
自分の身体が何の抵抗も無く…
奥まで彼を受け入れる。
「あぁ、あぁ…んんっ、
はぁ、あっ…奥…ッ」
『一気に…巴さんの
…奥まで…挿いっちゃいましたね…。
僕のチンポの先に…巴さんの
奥が…、当たってる…』
「ああああっ、んんっ…」
『ホラ…、巴さんの
ここ…。今夜は…随分…
下に降りて来ちゃってますね』