第65章 おまけ 2024年4月15日
『巴さん…
僕が…勘違いしたから
怒ってたんじゃないんですか?』
「ううん…何でもないの…
これから…ずっと…こんな感じなのかな
って…そんな風に…考えてただけ…」
『僕は…毎日巴さんと
一緒に同じ家で過ごせて…
生活できて…幸せですよ?』
幸せと言う…言葉が…
隣にいる彼の口から出て来て。
でも…案外…幸せって言うのは…
こんな事…なのかも知れないなって。
そんな風に…思った…。
そんな…日…だった。
『巴さんは…どうですか?』
「え?」
『巴さんは…幸せですか?って
僕はそう…聞いたつもりなんですけど?』
「う~ん、幸せ…なんじゃ…無いかな?」
『何か…納得…出来ない答えなんですけど?』
「ねぇ…港斗君…」
『どうしたんですか?巴さん』
「今からしよっか?」
『え?今からですか?
僕はいつでも大歓迎ですけど、
巴さん…明日
って言うか…今日仕事ですよね?』
私からの意外な提案に
隣の彼は驚いた顔をしていて。
「ダメなの?」
『いや…全然…ダメじゃないですよッ。
僕は…1年365日、24時間
巴さん…が…僕を
欲しいって求めてくれるならいつでもッ』
こんな風に…毎日…、
沢山”好き”を私にくれる彼と
一緒に過ごして…暮して生活して。
幸せじゃない…なんて…無いか…。
そんな風に思った巴だった。
「ねぇ、港斗君…」
『はい…何ですか?巴さん』
「幸せ…みたいだよ…、私」
『そうですか、なら…良かったです。
巴さんにそう言って貰えて
僕も…幸せですよ。巴さん』
12歳年下の彼と同棲開始する話
ー おしまい ー