第4章 【安室 透】看病
「えっ?透さん・・・・・・自分で・・・?」
「あぁ・・・ごめん。汚した・・・」
「ううん・・・ありがとう・・・ございます。私のこと、考えてくれて。気持ちよかったです・・・」
「何で敬語に戻るんだよ」
コツっとの頭を小突く。
情事中は素直で甘えん坊で可愛いタメ口を使ってくれるのに、終わった瞬間戻ってしまう。
まあ、そのギャップも結構唆るんだが。
「疲れただろ。軽く風呂入っておいで。夕飯作っておくよ」
「本当に全部やってもらって・・・ありがとうございます!」
「僕が風邪ひいたらが看病してくれるんだよな?あ、そういえば・・・一緒に住む話、返事貰ってない」
「あ・・・・・・」
今も近くに住んでいるとは言え、会えない日は心配なんだ。
一緒の家なら体調を崩しても気付いてあげられる。
でもは、あまり気が進まないのだろうか。
さっきは涙を流して喜んでいたように見えたが・・・。
「・・・どう?。すぐに決めなくても、しばらく考えてもらって・・・
「あの・・・よろしくお願いします。不束者ですが・・・」
「・・・はははっ!はい、お願いされました。愛してるよ・・・」
「私も・・・・・・愛してます。透さん・・・」
僕は君に、寂しい思いも怖い思いもさせない。
どんな時も、君を守るよ。
Fin.