第24章 鍵
「ねぇ‥フリード‥」
「なんだ?」
「レックウザはさ‥私に本気で噛み付いたわけじゃなくて‥あれは‥甘噛みだったんじゃないかな‥?」
は包帯が巻かれた腕を見ながらそう言った
「甘噛み?あれがか?」
「うん‥レックウザなりの‥」
「モリーが言ってた‥傷は深くないって‥俺はあのままの腕を引きちぎるんじゃないかと思ったぞ」
はフリードを叩いた
「怖いこと言わないでよ!フリード!いくらレックウザでもそんなことしないよ」
「いや‥わかんないだろ?出血だってしてた‥」
フリードはを抱きしめた
「フリード‥‥?どうしたの?」
「俺はお前を守りたいんだ‥」