第3章 転校生
〜伏黒恵side〜
はぁ…と1人教室でため息を着く。
つい先程五条からLINEで
(ホームルームちょっと遅れるよーん✌️)
と言うふざけたメッセージが来たからだ、あの人の遅刻には慣れているが、大人なのだからもう少しちゃんとして欲しいと思う。
それに先日、今日は大事な話があるなどと言われていたので、そんな話があるのに遅刻とは…と頭を抱えたくなる。
そうこうしていると先生がやってきた。
『はーい!恵!今日は転校生を紹介しマース!』
???
高専に入学して2週間てっきり1年生は自分だけかと思っていた。
「転校生とか聞いてないんですけど?」
五条先生の連れてくる転校生とか信用ならねぇ。
めんどくせぇ。
『そうかっかするなよ恵ちゃん♡ちょー美少女連れてきてあげたんだから感謝してよね♡』
「美少女とか興味無いんで、」
『もー釣れないな、入っておいで、夏梨』
そう言われると遠慮がちに扉が開く
と同時にあまりの衝撃に言葉を失った。