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花水木が咲く頃に ꕥヒロアカꕥ

第8章 𝕊𝕦𝕟𝕗𝕝𝕠𝕨𝕖𝕣




「 ひかりちゃんみて付き合ってないのは分かったけど
じゃあ爆豪くんなんであんなことしたんだろう」


確かに…
麺を運ぶを手が止まりしばらく黙り込んで考える
触れるのは……安心じゃなくて…好きだから

少なくとも私はそれが直結するのかと言われるとあんまり自信がなくて
でも勝己くんはそう言ってて、じゃあ彼が私には触れるのは………?


「そうね、しかもみんなが見てる中で」

『も、もぉ!その話やめない?!』

恋バナから話は最終種目はなんだろ?と話が切り替わったところで、また会話は途切れることになる
談笑している席にやってきたのは神妙な面持ちをしたももちゃんと響香ちゃんだ

「…皆さん、聞きましたか…?あのこと」

『あのこと?』

ももちゃんは私達の顔をぐるっと一周みたあと息を吸い込んで食堂に響く声で告げる


「午後から全員チアガールの格好をしなくてはいけないそうなんですわっ!!」








『「へ…?」』

早速チアガールの衣装を創作するももちゃんを横目に私達はボケーっと首を傾げていた





























「どーしたA組!??」

会場に戻ったとき他クラスの女子が体操服を身に纏ってるのをみて薄々見当はついていたが敢えて黙ってることにした

「峰田さん、上鳴さん!!騙しましたわね!?」

やっぱりあの二人…
苦笑が漏れる横でももちゃんが肩を落としているのが目に入る

「何故こうも峰田さんの策略にハマってしまうの私…」

ももちゃんの背中に手を置いて、顔の前でグッジョブを作る

『でも!この衣装のおかげで少し緊張が薄らいだ気がする!ありがと!』

ウインクが上手く出来なくてかっこ悪くなってしまったがももちゃんはぴしっとした表情をつくり、私の手を両手で握る

「…ええ!お役に立てたのならよかったですわ!」

緩やかな空気はマイク先生の声にかき消され、気持ちが張り詰め緊張感が会場を占める


「進出4チーム
総勢16名からなるトーナメント形式!!」


「一対一のガチバトルだ!!」


……一対一のガチバトル
なんとなく予想はしていたけどいざ提言されるとソワソワして内心騒ぎ立つ
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