第9章 動き出す歯車
屋敷に着いた宿儺は死にかけてる真白をとりあえず布団の上に寝かせた
どうしようかと考えていたところに環がやってきた
「あらおかえりー……て、衰弱してるじゃない!!」
環は弱りきってる真白を見つけた瞬間、声を荒げた
「俺は悪くないからな、着いた時にはこの状態だ」
「己、五条家……」
「お前がそんな風になるのは珍しいな」
「……私らしくもないわ、真白に何か食べるものを用意させましょう、おそらくここ数日何も食べていない様子だし……」
「そうだな」
「少し台所を借りるわよ」
「嗚呼」