第31章 最強の夫婦
宿儺と手分けして事件の犯人を探していると微かに呪力の気配を感じた真白はする方ヘと向かっていたところだ
(え、人がいるわ!)
走っていくうちに先に人影がふたつ見えた
近付くにつれ、姿がはっきりと見える
ひとつは普通の人間の男でもうひとつは呪霊のようだ
「ひッ、、、」
男は怯えた声を震えながら出している
真白は滝夜叉を抜いて、呪霊の体を切り刻む
「!?」
突然現れた真白に男は驚いていた
「早くここから離れて」
男は真白の言葉に頷き、立ち上がろうとするが恐怖で立ち上がれなさそうだ
(恐怖で体が動かない感じか、男なのに情けないわね)
真白に斬られた呪霊はどうやらタフなようで真白に攻撃してくる
しばらくして真白と呪霊の攻防が繰り広げられたがそれは長く続かなかった
「!?」
(この気配は……)
上から知った気配を真白は感じた
その気配の正体に気付くと真白は呪霊から離れる
それと同時に上から何かが降って来て呪霊を瞬殺した
“ドーーン!!”
降って来た衝撃か、辺りに砂埃が舞う
(あーあ、派手にやってるわね)
「この程度のものに手間をかけていたのか?」
砂埃から出てきたのは宿儺だ