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呪術千年恋 〜呪いの王に嫁入りします〜

第3章 日常


(急に呼び出されるなんてどうしたのだろう……)

数刻前、真白が普段通りに女中の仕事をやっていた途中女中頭に声をかけらた
内容は“当主様がお前を呼んでいる”と言われひとまず広間へ向かっていた

(怒られないといいけど……)

真白が広間への入口である襖を開けて入る
するとそこには当主、貴子、雪花、叶が居た

(これは何かある様子……)

真白は雪花の隣に座ると当主が口を開く

(猛烈に嫌な予感が……)

「今回、ここに集まってもらったのは婚姻についてだ」

(!?)

「え、婚姻!?」

真白の代わりに雪花が驚く

「誰と誰なの?」

叶も驚いている様子

「婿の方には叶、お前だ、そして嫁の方は五条家から出す」

(私……なのかな)

「花嫁になってもらう者は……」

(聞きたいような、聞きたくないような……)

「雪花だ」

「なっ!?」

(そんな気がした……当たり前の結果)

「これに異論する者は五条家から出ていけ、解散」

真白は沈んだ気持ちで広間を出た
続いて叶、雪花も出てきた

「こんなのおかしい!!」

「落ち着け雪花、俺も気に食わないから」

「落ち着いていられないよ!!」

「……」

「真白……」

叶は呟くように言った

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