第18章 都での異変 〜前編〜
無事に仕事を終えた真白は自分の居場所である宿儺の屋敷へと戻った
中に入ると宿儺はまだ帰っていなく、代わりに環が居た
「あら、おかえり〜〜どうだった?初めて出来たお友達は?」
(あ、そっか見てたんだ……)
「友達って……まだ会ったばかりよ」
「そう?あの子、心を開いていた気がするけど……」
「まぁまた会うし、仲良く出来るといいわ」
「……環、次の案件の内容を詳しく教えて」
「了解、次の案件の内容は少し言ったけど森よ、参加する呪術師は結構居るわ、何なら宿儺も行くわよ」
「え、宿儺様も!?」
(宿儺様が行くってことは余程やばい案件なんじゃ……)
「ええ、しかもペア組んで協力するのも有りだそうよ」
「ぺあ?」
「ペアっていうのは……そうね、2人1組になることよ」
「待って待って、意外とやばいじゃん!!次の案件!!」
「何?今更怖気づいたの?らしくないわね〜〜でも安心して、団体で、今から1ヶ月後にあるからそれまでに力をつけておけばなんとかなるわよ」
「いやいや、逆に1ヶ月しか無いんだよ!!時間が短すぎる……」
(これは本気でやらないと私が死ぬかもしれない)