• テキストサイズ

呪術千年恋 〜呪いの王に嫁入りします〜

第16章 不思議な夢


「はぁはぁ……強すぎるー」

真白は地面に伏していた

「えー弱音吐き過ぎでしょ、私の娘なんだしこのくらいはやってくれないと」

刀を持った玲花が真白を見下ろす

「私、ほとんど初心者なんだけど……もうちょっと手加減というものをしてほしいわ」

「私はガツンとやる人間よ、最初から手加減したら後々酷い目を見るわよ」

「それは……そうだけど〜〜」

「なら今日の稽古はおしまいね」

「えぇ!?“今日”はってことは明日もやるの!?」

「当たり前でしょ」

「でも会えるか怪しくない?」

「怪しくない、真白が本気に強く願うのなら私達はまた会えるわ」

玲花は今までにないほど真剣な表情をしていた

(お母さんってこんな顔もするんだ……)

「私、強く願ってまたおか__師匠に会いに行くわ」

「そうこなくっちゃ」

稽古中に投げ捨てられた滝夜叉を玲花は拾い上げて真白に渡す
真白はそれを受け取った

「じゃあまたね」

「うん、また会おう!!師匠!!」

そう言った瞬間、辺りは霧に包まれた
気付いたら真白は布団の中で目を覚ました


/ 292ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp