第16章 カップルみたい
出来上がったプリクラを安田は見た
「先生!なんかカップルみたいだね!私達」
「‥そうだな」
安田は寂しそうにそう言った
「石川くん!井浦くん!4人でプリクラ撮らない?」
「撮る撮る!行こうぜ!石川!」
「どこのプリ機入る?」
「先生選んでいいよ!好きなプリ機」
安田はふと視界に入ったプリ機を指差した
「あそこ‥とかどうだ?なんとなく目に入っただけだが‥」
「あ!このプリ機この前テレビで見た!入るぞ!石川!」
「おう!」
は安田の腕を掴んだ
「安田先生!行こっ?」
(あぁ‥くそ‥なんだこの気持ち‥どうしちまったんだ俺は‥)
「安田早く来いよー!」
(今は我慢‥我慢しろ‥俺‥)