第52章 願い
-21:30-
「禪院さん、今夜は泊まる場所はあるんですか?」
守が寝たというのに、
禪院さんはまだお家にいらっしゃいます。
禪院
「実は今日まで沖縄で滞在しようと、
ホテルは取っていたのですが...
今夜はどうしても帰りたくありません!!」
「警察を呼びますよ( ・∇・)」
禪院進
「まっ、待って下さい!!!」
"バフッ"
禪院さんが、
私をバックハグされました。
「:(;゙゚'ω゚'):ぜ...禪院さん...」
禪院
「お願いです!!
さん...ではなく腹貸し家様!!
禪院家は...このままでいくと確実に滅びてしまいます!
どうか...お願い致します!!
腹を貸して下さい!お願いします!」
そして禪院さんは、
私の背中にしがみつき
嗚咽し泣き出してしまいました。