第48章 腹貸し依頼
(どなかしら?)
私は、
居間の方へ向かいました。
"スッー"
襖を開けて中へ入りますと...
「お初にお目にかかるな。」
強面の初老の男性の方がおられました。
(なっ、なんだか威圧的な感じ...(^_^;))
正解に言えば、
雰囲気が恐ろしいのです。
眼孔は鋭いし...なにより声に凄みがあります。
「おっ、お待たせ致しました。
五条と申します。」
私は膝をつきご挨拶を致します。
「私は禪院家の者だ。
貴女に腹貸しを頼みにきた。」
「Σ(・□・;)」
単刀直入も良いところです。
あまりにも突然のお願いで、
開いた口が塞がらないです。
「えっ....」
?
「禪院家を衰退から救って欲しいのだ。」
(禪院家って??)
「(。・ω・。)?」
?
「五条家の"子"を産んだように...」
なんとなく分かったのは、
一族が衰退しそうだから
私に特級を産んで欲しいということ。