第235章 お・も・い・や・り
禪院叶
「…フッ…馬鹿なこと言ってないで
祐太の所に行くぞ」
「わかってる。゚゚(*´□`*。)°゚。」
私は泣きながら叶さんにくっ付きながら
祐太の所に来ました。
禪院叶
「祐太…すまんなビックリしただろ」
"スッ"
叶さんは祐太を軽々と抱き上げました。
祐太
「( ;ㅿ; )ヒック」
叶さんが抱き上げると
祐太は安心したようで
泣き止みました。
禪院叶
「お前は良い子だよ
俺の分までお母さんを大切にしてくれ」
祐太
「(´•ω•̥`)」
叶さんは祐太をそっと抱きしめ
私の頭を撫で
祐太を私の腕の中に納めると…
禪院叶
「、
普通の家庭ってヤツは…幸せなものなんだな…
短い間だったが味わえて良かったぜ。」
そう言うと叶さんは
1回も私達に振り返らず
リビングから出て行きました。
「カナくん!!
私も…私も幸せだったよ!!!」
叶さんに私の言葉が届いたかは分からないけれど
去っていく背中に叫んだ。