第30章 星野
出るものも出なくなった夕刻、
再び頭花から連絡が入った。
📱星野
「ハァハァハァハァ......そうですか....羽田に...」
📱頭花
「...あ?
お前やけに息遣い荒いな...どした?」
電話の向こうの頭花は
心配そうに俺の息切れを指摘する。
(休まずにやり続けるとは..あの女...化け物か)
📱星野
「運動をしていただけです...ハァハァハァハァ...」
📱頭花
「運動?...まっいーや。
いま羽田に居るんだけどよ、
五条家の迎えの車ってのは何処に停まってる?」
📱星野
「正面玄関に回しておきましたが...」
📱頭花
「あっ!そっちかよ!
わーったわ!んじゃな!」
(人の気も知らないで、この男は...)
私は通話を切ると
大人の玩具や拘束道具が散乱している
ベッドで
1人お休みになっている許嫁様にお声をおかけします。
星野
「可憐様。
あと2時間ほどで守様が五条家に
お着きになられます。お疲れとは思いますが、
取り急ぎ五条家に向かいましょう。」
許嫁(可憐)
「早いのね...良いわ行きましょう...
それより星野...
また私としましょうね。」
艶めかしい声色で私をお誘いになる可憐様。
(義子を迎えようとしてると言うのに...
このメス豚が...)
頭花
「喜んで(^_^)」