第225章 久しぶりの育児
入浴を終えた祐太を
叶さんに引き渡す為に
脱衣所の引き戸を開けると…
すぐ目の前に"誰かの返り血"で顔を染めている
叶さんが立っていました。
禪院叶
「あっ…すまない
手は除菌まで済ませたんだが
顔は間に合わなかった。
まあ大丈夫だ、ほら祐太を俺に……」
不器用な笑顔を浮かべながら
私と祐太に手を伸ばしてきました。
「まっ…また誰かを殺ってきたの!?💦
それは大丈夫って言わないよ?💦
とっ…とにかく祐太のことは私がするから
カナくんはお風呂入って綺麗にしてください💦」
禪院叶
「綺麗にしないとチビの世話は…」
「ダメですよ💦
早くお風呂に……」
禪院叶
「分かった、直ぐに済ませる」
←凄く素直
"ガサガザッ…"
まだ私が洗面所に居るというのに
気にせず服を脱ぎはじめる叶さん。
(ちょっと💦カナくんてば!)
私は急いで叶さんに背を向けると
祐太の着替えを手早くはじめました。
(カナくんの教育をきちんとしないと
祐太に悪影響が💦)
子育ては本当に難しいです。
祐太
「キャッキャッ٩(๑´3`๑)۶キャッキャッ」
←私に身体を拭かれて喜ぶ祐太くん