第223章 愛のかたち
禪院叶
「…残念だな。
その手紙に呪霊を引き寄せる…
"灯台"のような役割をする
呪詛がかけられてる。
それを消さない限り呪霊は
この部屋に集まり続けるぞ。
だからそれを今すぐ俺によこせ
消し炭にしてやる」
叶さんは私に手を伸ばします。
「嫌だよ…
これしか守のものが……(´;Д;`)
だめ…あげない!!」
禪院叶
「がそれを渡さないと
俺やお向かいさんに被害が出るんだぞ
それでも渡したくないか?
それなら…」
(別れる…って言われちゃうな…)
別れると言われるんだなと覚悟をすると…
禪院叶
「違う方法を探すか」
「(๑0ω0๑)!!」
(嘘💦我儘を聞いてくれるの!?)
一見クールで暴力的に見える叶さんだけれど
優しい叶さん。
「………」
(いけない…
また私は大切な事を忘れてた……。
守の手紙とお向いさんや叶さんの命を
天秤にかけたら
答えは分かりきっているのに…)