第221章 真向かいの家族
禪院叶
「が風呂に入ってから
呪霊の類いがやけに増えてな...
とくにお前の部屋はラッシュ時の
山手線の電車の中のように寿司詰め状態だ。
これは凄いなと見ていただけさ。」
「え?私の部屋??
私の部屋は2階なのになんで分かるんですか?」
禪院叶
「リビングの真上は誰の部屋だ?」
「私ですよ」
禪院叶
「その私の部屋から手や足…
逆さまの下半身が藤の花さながらに
垂れ下がって咲き乱れてんだよ。
まー見事な気持ち悪さでな
私は視えなくてよかったぜ?」
「(;´д`)」
(今夜そんな部屋で寝るの!?
嫌過ぎる…)