第219章 テコの入れ方
〜19:00〜
禪院叶
「毛布持ってこい」
食事の支度をしていると
仕事から帰ってきたであろう叶さんが
玄関から私に毛布を持ってくるように
指示を出されました。
「…毛布?……はーい!」
私は急いで2階に駆け上がり
毛布を手にとると
玄関に来ました。
「叶……」
"パンッ"
「(´⊙ω⊙`(#)!?」
毛布を持ってきた私に叶さんは
手をあげました。
それは強すぎる事はなかったけど
ジンジン痛みます。
禪院叶
「忘れたのか
自分があの冷たい駅で
絶望の中で待ち続けてた事を…
この使用人もあの時のみたいに
ずっと信じて待ち続けた結果がこれだ
見てみな足先が凍傷になりかけてやがる。」
「玉木さん!」
叶さんに抱き抱えられている玉木さんは
革靴や靴下を脱がされ
その指先を露わにしていた。
禪院叶
「玉木の衣服を全て脱がせるぞ
も手伝え」
「はっ…はい!」