第213章 1人の朝
杏
「おはよーございまーす!!
今日は雪乃ちゃん同伴で出勤でぇーす!!」
「おはようございます。」
杏ちゃんの元気な声がお店に響きます。
店長
「雪乃ちゃん(´;Д;`)
連絡とれないから勝手に辞めちゃったのかなって
心配しちゃったよ!
今日の雪乃ちゃんの売り上げで
うちの店の借金が完済する予定だったから
来なかったら自殺しちゃってたよ!僕!」
店長は心配で(借金完済)
ずっと泣いていたようで
眼鏡の向こうの目が腫れていました。
(私の売り上げで完済……
このお店…大丈夫かな……)
杏
「雪乃ちゃんはこのお店のヒーローだね!」
杏ちゃんが私を抱きしめてくれました。
(杏ちゃん…あったかい……)
店長
「さあ!じゃんじゃん店内の飾りつけと
シャンパンツリー沢山準備してこうか!
ほらほらっ!皆んなで手分けしていきますよー!」
〈はーい!
キャストの半分は綺麗な花で店内を飾り
残りの半分はシャンパンツリーを
黒服さんと力を合わせて制作していきます。