第213章 1人の朝
「どうしよう…
なんで招待状を貰った時に気づかなかったの!?
……考えるのよ私………」
一度冷静になる為に、
守から貰った招待状を見ようと
バッグに手を入れます。
"ガサガサッ…"
「あれ?あれれ??
無い…招待状が無い💦」
確かに大切にとっておいたのに
バッグの中にはありませんでした。
「これでは本邸が分からない…
そうだ玉木さんに連絡を……」
私は直ぐに玉木さんに折り返しの連絡を入れる為に
LINEを開きますが…
「え?データが…」
玉木さんどころか
全員の連絡先が消えていました。
「これは……」