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五 条 の タ ネ .
第206章 腹貸しの暴走〜もうなんでも良いや編〜
黒服
「やはりここに居ましたか。
雪乃さん指名のお客様が来店されました。
先にお席の方にご案内しているので
向かいましょう。」
「はい、分かりました。」
私は唇を潤わせたら
店内に出てお客様がお待ちになっている席へ
黒服さんの後を追って向かいます。
(次はどんなお客様かしら。)
"コツッ…コツッ……"
1ヶ月前は履き慣れなくて苦戦していた
ヒールが高いミュールを
今では軽快に音を鳴らして歩けるまで上達しました。
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