第204章 ゆうた
玉木さんの言葉に驚いていると
頭花さんが私を押し倒しました。
頭花
「じゃねえなら、
ここでお前を犯しても別に構わねぇーよな!?
だってよ?
"タダで金貸して貰える"とか
本気で思ってるのか?
そんなに世の中うまくいかねぇーよ!!」
頭花さんの荒い息遣いが
私の頬に触れます。
(バレてる…?💧
…違う…きっと疑われてるだけ…
だって私の元の身体は火葬されて無いんだから…)
これは恐らく疑いもあるでしょうけど
私を試しているのだと思います。
「さんがどういう方か…
私はわかりません。
容姿が似ているのでしょうか?
でも…ハッキリ言えるのは…
確かにタダでお金を貸してくださいと
お願いをするのは間違いでしたね。」
私は身体の力を抜きました。
これはあくまで"抵抗しない"と
意思を示しただけです。
頭花
「なんだよ、無抵抗になりやがって。
俺と玉木はお前を襲えないと
思って無抵抗になったのなら
お前は間違った選択をしたな。」
玉木
「ここは香織様がいらっしゃる寝室から
離れていますからね。
梅乃が暴れたとしても聞こえないでしょう。」
「!!」
玉木さんまで頭花さんのお試しに
便乗されました。
(だったら...
皆さん優しくしてくれたのかなぁ…)
は私なのになんだか悔しいです。
「玉木さん…お金はお返し致します。
弱音を吐いてしまいすみません…
先ずは自分でどうにかしたいと思います。」
どうにか…
そう冷静に考えて見れば
なんでもしてみる精神が
生前もずっと足りなかったんだと
思います。
頭花
「おっ💦」
私は頭花さんを上から退かし
立ち上がりました。