第197章 お別れの餞別
家入
「よし。
これで今日の補給はもう済んだ。
もう私の付き添いは必要ないと思うぞ。」
家入さんは、
沖縄行きの最終のフライトに向け
私についての
悟さんが出来ないデリケートなお世話や
医師でしか出来ない処置をしてくださり
ここで別行動&お別れとなりました。
五条悟
「助かったよ」
「私からも…
ありがとうございました硝子さん
何から何まで…ほんとうに…
次…いえ…もう逢うことは叶わないかも
しれませんが……あの……
悟さんをどうか
宜しくお願いします((。´・ω・)。´_ _))」
私はギリギリのラインまで本体から離れ
家入さんに深々と頭を下げます。
家入
「それじゃ私は一足先に搭乗手続きをして
まったり過ごすさ。」
家入さんはそう言うと
私の動かない右手に触れ
歩いて去っていかれました。