第192章 ちづる一歳
【PM14:00】
玉木
「ちづる様!こっち見てください!!
あっ!良いですよ!良いです!!
その下僕を見るような目!最高です!!」
"カシャカシャカシャ📷"
買い物の後は
玩具屋さんの近くの公園にやってきました。
やって来るなりブタカワ猫ちゃんを抱いて
遊んでいるちづるの写真を玉木さんが
凄い勢いで連写しています。
ちづるを下から撮影する為に
スーツに芝がつくのも気にせず
転がって撮っています。
「お父さん、気合い入ってますね。」
「(´⊙ω⊙`)?」
そんな私達を見ていた、
よその子のお母さんが
私に話しかけてきてくださいました。
(そっか。
こう見ると親子に見えるのかも。)
「あははは。
違うんです、父親ではなくて使用人さんなんです。」
「使用人さん!?」
守の時は玉木さんを父親とか
頭花さんを父親とか言って誤魔化していたのですが、
後が大変になるので今では堂々と話すようにしています。