第22章 陣痛
「冥冥さん、1000万円で引き受けて頂けませんか。」
退院にあたり
沖縄に付き添って頂いた事がある冥冥さんを
病室にお呼び致しました。
冥冥
「金は要らないよ。
十分な金額を悟から既に貰っているからねぇ。
で、そのクリソツとアンタを無事に
沖縄に送り届ける事と
この手紙を五条家当主に渡せば良いのだね?」
「はぃ...
1人で病院から出たら星野さんに
捕まってしまいそうですし...
当主様とは逢った事が無くて....」
冥冥
「手段は選ばずで...良いかい?」
冥冥さんは不敵な笑みを浮かべました。
「星野さんの事ですか?
殺さないでください💦傷つけないで下さい💦」
冥冥
「随分と甘ちゃんだねぇ。
悟の奴はこういう女が好きなのか...
まあ...いいさ。
私は金に従うだけだからねぇ。」
冥冥さんはそう言うと、
"クリソツ"と呼んだ私の子の
頭をひと撫ですると...
一足先に病室を出られました。
「私達も行こうね(*´ω`*)」
息子
「(。・ω・。)」