第125章 2度目のビンタ
ちづるを庇う体勢をとり
衝撃を待ち構えていると。
"スッ!"
「ちづる!!」
知らない男性がちづるを
私の腕の中から攫いました。
(え!?どーいうこと!!?
もしかして進さんの使用人!?)
「返して!ちづるを返して!!!」
私はちづるを取り返すべく男性に向かって
一歩踏み出すと…
禪院進
「おっと…行かせませんよー!」
"グィッ"
進さんは私の胸ぐらを掴むと
今まで見たことがない怖い表情で
私を睨みます。
禪院進
「何故僕を睨むのですか?
…その目…嫌いです…
潰してさしあげましょうね!!」
「え!!?」