第111章 KIDNAPPING.
五条悟
「ちょーーっと待った。
なんなの?旦那の目の前で他の男と
仲良くしてさー。
よくないよ、それー。」
五条悟が、
拗ねたようにそう言った。
(素直に謝れば良いのにー)
「離婚するので、
もう悟さんは旦那じゃないですぅー!!」
「…………」
(俺はいったいどうしたら……)
五条悟
「そっか!分かった。
そこまで言うなら、もういーや。
じゃあねー👋」
「えっ!?おっ、おい!!」
五条悟は嫁を置いて回れ右...歩き出してしまった。
「フンッ!...いいもん(´;Д;`)ヒィーン!」
(俺...のせいかも知れないけど...
なんだこれ...まるでアレみたいじゃねぇーか。)
ガキの頃、
よくみていた"となりのトトロ"の
サツキとメイがカンタの目の前で
繰り広げた"喧嘩シーン"を見せられているようだ。
「俺が言うのもアレだけどさ...
さっきの失言はジョークであって
本音じゃないって!
今なら戻れるんじゃねぇーかな?💦
付き添ってやるからさ...な?
やっぱ腹の赤ん坊には父ちゃんが必要だって。」
「知らない!悟さんなんて(´;Д;`)!」
嫁は五条悟とは前反対に、
俺に腹貸し家攫いを頼んだ依頼人がいる
港へ向かって歩き出した。
「おっ、おい!駄目だって!!!」