第11章 番人
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「おい腹貸し家!
テメー!なんで俺から逃げやがる!!」
「Σ(-᷅_-᷄๑)!!」
(だ、誰!!?)
背後から怒号のような声色で
男性に怒鳴られました。
(ロビーのあの人だ💦
どうしよう...見つかった💦)
怖くて振り向いていないけれど
確実に"あの眼光が鋭い男性"だって分かります
「\(´;Д;`)/」
抵抗したら何をされるか分かりません。
ですから私は...
輩さんに背を向けたまま両手をあげて
無抵抗だと意思を伝えました。
"ザッーーーーッ"
冷たい雨が容赦なく
私の身体に打ちつけます。