第9章 不信
久美子
「ぎもぢ悪い!!」
「久美子大丈夫かー!!!
トイレはこっちだ!!」
久美子さんと旦那さんが、
私の横を凄いスピードで走り抜けていった。
(久美子さんも入院かしら...)
看護師
「五条さん、あのお部屋ですよ。」
看護師さんはナースステーションから近い
個室の部屋を指さしました。
「個室...ですか?」
看護師
「そうですよ。」
"ガラガラガラッ"
さっそくお部屋の前に到着すると
看護師さんが戸を開けてくださいました。
「(´⊙ω⊙`)え?」
看護師
「特別室ですよ。
備品などは自由に使ってくださいね。
それから入院着などは今準備しますから。」
そう言うと看護師さんは、
いったんお部屋から出ていかれました。
(ちょ、ちょっと待って💦
特別室って💦)
15畳くらいのお部屋で、
ソファーやテーブル、
カーテンやコップなど全て高級なもので
揃えられており、
一般のお部屋と違うのは一目瞭然でした。
「なっ、ナースコール💦
ここ、私が泊まってはいけないお部屋よ( ;´Д`)」
私はお部屋のナースコールを押しました。