第87章 聖夜キャベツ事変〜逆襲〜
レーズンパンを1つ食べて満足した守は、
ようやく深い眠りについてくれました。
「スマホの電源も切ったし...これで...」
"シャラララッ♪シャラララ....."
「ヒィッ!!」
居間の方から愉快な着信音が聞こえてきました。
(これって...)
"パタパタパタパタッ"
私は急いで居間を開けると、
守がイタズラでツリーに飾った
アンポンタン携帯が鳴っていました。
「だって...そんな......わけない.......」
私はゆっくり...ゆっくり
アンポンタン携帯に手を伸ばし...
「.......もしもし....」
興味本位で、
普通のスマホと同じように出てみました。
普段ならこれはただの玩具だから、
"やあ!アンポンタンだよ!君のお名前は〜?"
みたいな音しか流れてきません。
すると……