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五 条 の タ ネ .

第80章 拷問





朝礼を終え、

いつものように出流様に

朝のご挨拶をするため日本庭園側の

長い廊下を歩いておりますと対面から

悟様が歩いて来られました。







(呪霊になられたようにはとうてい見えない。

何がどう変わったのか知りたいものです。)







最近は様の行方と残されてしまった

守様の事が気がかりなのでしょう、

東京へはたまに顔を出す程度で京都のご実家に

滞在しておられます。









玉木
「悟様、おはようございます。」








きちんと止まり、

しっかり悟様に頭をお下げ致します。








五条悟
「いつから眼鏡するようになったの?」







玉木
「眼鏡でございますか?」








朝の第一声が私の眼鏡とは意外でした。







玉木
「1年程前でしょうか。

なにか気になることでも?」






私がそう言うと

悟様が私の耳もとに口を近づけ

囁いてきました。








五条悟
「それちゃんから貰った眼鏡でしょ?

似合わないね〜」








玉木
「!!」








"スッ"








それだけを言うと、

何事も無かったかのように

私の元から去って行きました。








(似合わない...だと!!?)







私が愛した女から貰った眼鏡を

似合わないと私に...悟様は言い放った。






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