第60章 車輪の唄〜伝言を添えて〜
頭花
「ハァハァハァ....
ここまでくれば...ハァハァハァ....」
頭花さんと私は一所懸命走り、
住宅街の小さな公園に逃げ込みました。
「ゼーハーゼーハァー……」
私は地面に倒れ込むように座りました。
走り過ぎて息が苦しいからです。
「ε-(´∀`; )」
ですが頭花さんは私とは違い
あまり疲れていないようで、
守を抱っこしながら
辺りの警戒をしているようです。
(流石頭花さん...全然疲れてないみたい...)
頭花さんの呪術師の階級は2級、
やっぱり一般人の私とは違うようです。
頭花
「はぁー、ったく腹減ったなー。
なんか食うのない?」
"ドスッ"
頭花さんは私の横にドガッと座り、
私を見ます。
「食べ物ですか?ありますよ...
アンポンタンクッキーとアンポンタンソーセージ...」
頭花
「マジかー、センスねぇー組み合わせだな!
普通はアンポンタンクッキーと
アンポンタンの煎餅だろうよ!」
「守セレクトですo(`ω´ )o」