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酸化した世界で君と詠う

第29章 横浜事変


皆が琴華救出兼陽香の謀略防止について考えているとき国木田が慌てたように入ってきた

「大変なことになってます!!」

国木田は会議室のモニターにニュースを繋げて流した

“速報です……今、横浜で人が人を襲っていると言う情報がありました__なお襲っているのは一般人で襲われている人は異能力者だそうです”

流された映像では人が人を襲っているところが流される

「人が人を__」

「来たか……思ったよりも早い」

「あの野郎__」

「手を打つのが早い」

「どうするんだい?」

「私達でこの騒動を収めるのは難しい……特務課とポートマフィアの助太刀がいるね」

「ならポートマフィアには妾と玲夜、特務課には鈴と輝羅が行き、助力を頼んで見るとするかのぅ」

「頼む」

「了解じゃ、お主ら行くぞ」

紅達は各々ポートマフィア、特務課ヘ向かった
残された探偵社員は……

「せめて……敵の居場所が分かればいいのに」

「しらみつぶしで探せば行けそうな気がする」

リリアが思いついたように言った

「駄目だ、それだと時間がかかる……その前に横浜が終わる」

「……あそこだ」

乱歩はぼそりと言う

「乱歩さん、どうしたのですか?」

「琴華が陽香に取り込まれた倉庫付近に行けば何かあるかもしれない」

「でも今出たら一般人に襲われます!そんなの無謀ですよ!!」

「敦君、最終的には一般人と戦うことになる……危険は免れない」

「でも!!」

敦の隣りにいた鏡花が口を開いた


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