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酸化した世界で君と詠う

第25章 終結


そこに太宰と琴華が居た

「景色が綺麗だね、太宰さん」

「琴華」

「ん?」

「中也と戦ったようだね」

「まぁね……あ!!」

「どうかしたのかい?」

「中也を異能空間から出すの忘れてた!!」

「そんなことで驚いていたのかい」

「流石に……拙いよね?激怒の中也が思いつく」

「いいんじゃない、出さなくても」

「でも出すって言っちゃったんだよね……」

「そんなことはどうでもいい、ところで……琴華は何故あのカフェで兵が死ぬと判ったのかい?」

「急に頭の中に映像みたいなものが流れて来たの……それに嫌な予感がしたから」

「もしかしたら巫女の力が覚醒したのかもね」

「え、太宰さん……月詠の巫女について知っているの?」

(思い返してみるとあれは月詠の巫女の能力かもしれない……本にも書いてあったし)

琴華はフィッツジェラルドに渡された本を思い返した

「ある程度は知っているのだよ」

「そう……」

「琴葉さんのこと、聞かないのかい?」

「今はいい、重そうな話になりそうだからね」

「ははっ、琴華らしい」

「私らしい……か」

「!?」

琴華が太宰に抱きついてきた

「急にどうしたのだい?」

「最近触れてないな〜て」

「可愛い事を言うようになったじゃないか」

「えへへ、共食いが終わったから少し甘えたくなったかも」

「いつも琴華があまえてくれるほうが私はいいのだよ」

「善処しま〜す!」

それから2人は楽しそうに会話をした
 





その後、琴華は急いで領域に向かい中也を開放したが中也は案の定、凄く怒っていたは言うまでもない

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