第24章 菅原孝支 初恋
キスをするだけでも身体が熱くなって心臓がドキドキうるさかったのに
直に胸に触れる熱い唇がさらに私の体温をあげていく
感じたことの無い
痺れるみたいな
気持ちよさ
顔をほんのり赤く染めた菅原さんの口内はさらに熱くて
くちゅくちゅと音がなるたびに熱さと気持ちよさと恥ずかしさでごちゃごちゃになる
それなのに菅原さんはさらに恥ずかしいところを口の中に含んで舌先でコロコロと転がされる
感じたことの無い感覚に身体がびくびくと跳ねて
恥ずかしさを超えるくらいの気持ちよさにお熱が出ちゃったかと思うほど熱くなってくる
恥ずかしいのに
菅原さんがたくさん可愛いって言ってくれて
優しく優しく触れられる
気持ちよさと
幸せな気持ちとでいっぱいいっぱいになっていると
ギュッと抱きしめられてさっきよりも奥深くまでキスが降ってくる
なんとか私も手を伸ばして大きな背中に手を回す
必死にキスにこたえているとぐりぐりとなにかが当たるのを感じてそこに目を向けると照れたように菅原さんが笑う
「そんな不思議そうな顔して‥本当に何も知らないんだな‥俺ちょっと罪悪感」
『えっ?!なんでですかっ‥?』
「何にも知らないのに俺だけの気持ちで初めてもらおうとしちゃってるからさ‥でも俺が初めてとか‥‥死ぬほど嬉しい」
『んぅっ‥』
照れたような顔からにやりとした顔に変わって
いつもの悪戯っ子みたいな菅原さんが顔を出す
それと同時にまた息をするタイミングも分からないほどのキスが繰り返されて
スカート越しにさっきの固いモノが擦り付けられる
『〜っ?!』
今度はさっきとはまた違う
電流が走ったような強い刺激に身体がびくりと反応する
「触れただけでこんなに感じるの?可愛い〜‥」
噛み締めるように呟くとまたキスが繰り返されて
スカートを少し捲り上げて
下着の上から硬いモノが擦り付けられる
『はぁっ‥んっ‥ゃっ‥‥っ』
抑えようと思うのに声は漏れて
なぜか腰が勝手に動いてしまう
「あーっ‥かわい‥腰動いちゃってんの堪らん‥‥」
間近に迫る顔
眉根を寄せて少し苦しそうに息を吐く
そしてそのままベルトに手を伸ばしてガチャガチャと外し始めた